
蔵CURAという日本企業の日本製「カメラボディークリーナー」と、こちらも日本製の「クリーニング用ペーパークロス」を買って使ってみました。
目次
蔵CURAカメラボディークリーナー概要

こちらは発売されて間もない商品で、その名の通りカメラのボディの汚れを落とすクリーニング液です。
- アルコール不使用
- 約5年かけて製品化
- 帯電防止効果
- グリップアップ効果でホールド感アップ
- 安全で確実な汚れ落しができる
- デリケートなクラッシックカメラにも
- 様々な材質のものも汚れを落とす
- 安心の日本製
特徴(謳い文句)はこんな感じ。
金属、プラスチック、シリコン、樹脂などカメラに使われている様々な材質部分に安心して使用可能だそうです。

特にクラッシックカメラは老舗クラッシックカメラ専門店の監修を頂き、より安全で確実な汚れ落しができるよう研究してまいりました
成分自体は
- 界面活性剤
- シリカ
- 帯電防止剤
- 防腐剤
が含まれていると書かれていて、液性は中性とのこと。
カメラのボディはデリケートですから、防腐剤の成分がちょっと気にはなりますが、「クラッシックカメラに使っても大丈夫」とのことですから信じることにします。
なお「グリップアップ効果でホールド感が良くなる」というのは、手垢汚れや皮脂汚れなんかが落ちることで滑りやすくなっていたグリップが元に戻るからってことなのかな?と。
個人的にはぶっちゃけ実感出来ませんでしたが、それは私のカメラのグリップがそもそもそれほど汚れていない(使用頻度が低いため)からなのかもしれません。
いずれにしても「グリップアップ効果でホールド感が良くなる」と明記されていますので、グリップの握りが悪くなったように感じる方にもオススメです。
蔵CURAクリーニング用ペーパークロス概要



こちらは同時購入したいわゆる使い捨てタイプのクリーニングクロスで何と一箱250枚入り。
ちなみに「カメラボディークリーナー」を購入すると20枚入りのお試しセット(写真右)が付属してきました。
- 水質日本一の仁淀川の水だからできる品質
- やわらかなミクロの超極細繊維できれいに拭き取る
- 水性、油性どちらの汚れに対しても性能を発揮
- ミクロの汚れ内部まで繊維が侵入して汚れを掻き取る
- 安心の日本製
同じく謳い文句はこんな感じ。

見た目は普通の和紙のような感じで、生地自体は薄いものの、かなり強度があるので、引っ張っても濡らしても簡単には破れません。
私はこの手のクリーニング用品は
王道の「キムワイプ」と、

何度も使えるこのエツミの厚手の「ミクロディア」と呼ばれるクリーニングクロスを愛用しているのですが、キムワイプのほうはゴワゴワ硬すぎてレンズなんかはとてもじゃないけど拭けないし、ミクロディアのほうは何度も繰り返して使えるものの、汚れが付着した場合は一度洗わなけれかえって汚れが付着してしまって逆効果。
しかもミクロディアは私が使っているのがこのピンク色だからか、ミクロディアの汚れの付着具合が目視できなくてぶっちゃけ使いづらかったします。
その点ミクロワイパーは使い捨てだからその心配がなくて非常に便利で気に入りました。
毛羽立ちも殆ど無く、拭き取った後に細かな繊維が付着することもありません。
お馴染みキムワイプの強度同等程度で、より薄くて柔らかく仕上げたような印象。
このクリーニングペーパークロスは柔らかいので、レンズのちょっとした汚れなんかは何も付けなくても簡単に汚れが落ちるし、スマホやタブレット、PCモニターの液晶ディスプレイなんかも言うに及ばずなので、凄く便利で使い勝手が良いから本当にオススメ。
この蔵CURAのペーパークロスは、2014年と2015年の2回DGP(デジタルカメラグランプリ)の金賞を受賞しているそうですが、この品質なら納得。
私も一度使ったら便利すぎて手放せなくなりました。
蔵CURAのカメラボディークリーナーとペーパークロスを併用してみた
ってなわけで「カメラボディークリーナー」の液体を「クリーニング用ペーパークロス」にスプレーして実際にカメラのボディを拭いてみました。
カメラのボディ清掃に使う際の注意点としては、
- 使用前によく振る
- レンズ表面やファインダー等のガラス部は使用不可
- 無塗装の金属は使用不可
と書かれています。
「金属、プラスチック、シリコン、樹脂など様々な材質のものも汚れを落とします」とのことなのに、何故ガラスだけはダメなのか?の疑問は残るものの、液晶モニターやファインダーのアイピースカップのゴム(シリコン?)は大丈夫なんだとは思います。
レンズクリーナーはまた別で売られているため、ガラス面はこっちを使ってくれということなのかも。

そんなわけで今現在家にあるカメラは写真に写っているカメラと、この写真を撮影した際に使用しているキヤノンの60Dなのですが、一番汚れているように見えるパナソニックのFZ1000で試してみると、

2プッシュだけクロスに吹きかけて丁寧にカメラのボディを拭いてみると、

こんな感じで黄色の汚れがクリーニングクロスに付着しました。
これは汗の汚れなのかな?
いずれにしてもボディが黒であまり汚れが目立たないカメラのボディですけど、当然ながら汚れているのは確かなようです。
ただ、その後全てのボディで使ってみましたが「私が非常に丁寧に使うから&ローテーションで使うからそもそも使用頻度が少ない」ということもあってか、どのカメラもこの程度の汚れで済みました。
液晶モニターやファインダーのアイピースカップ、グリップやカメラの刻印やシリアルナンバー等の場所も気にせず拭き取ってみましたが、どのメーカーのカメラも全く問題はないようで、

シリアルナンバーが消える問題が起こるパナソニックのカメラ(私のFZ1000はSと2が消えかかっている。右半分の番号は意図的に消しているだけ)に使っても、

無水エタノールを使用して液晶モニターをクリーニングしてみたらモニターの左端の角のコーティングが剥げてしまった私の初代RX100に使用してみても、このボディクリーナーの場合は全く問題はありませんでしたので、かなり安心して使えると考えて良いと思われます。
まとめ
とりあえず「クリーニング用ペーパークロス」の方はカメラのレンズや液晶はもちろん、スマホの液晶画面等の様々な製品で使えるのでマストで入手すると良さげ。
これ単体のみで何のクリーニング液をつけることなく、普通の汚れであれば簡単に落とせるから非常に便利。
「カメラボディークリーナー」の方はカメラのボディの汚れが気になるようなら買ってみると良いかもです。
ネイチャー撮影される方とか、グリップ握る機会が非常に多い方(汗でグリップ汚れる)とか。
古い機種も含めて様々なメーカーのカメラで私が実際に使ってみて、このクリーニング液なら安全に確実に汚れを落とすことが可能なのを確認しました。
メーカーの謳い文句通り、デリケートなカメラボディでも安心安全に使える液体だと思います。
カメラやレンズの汚れが気になるけど、何を使って清掃すれば良いのか分からないという方は、是非この日本製の蔵CURAのクリーニングセットを使ってみて下さい。オススメです。