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プロカメラマン岡本浩孝氏が語るα7RIIIやα9、ツァイスやGMレンズの話

水口謙二(ミズグチケンジ)氏が動画を作成しているYouTubeチャンネルで、その水口氏のオフィス?にプロカメラマンの岡本浩孝氏を招いて、岡本氏の私物の高額なEマウントのカメラやレンズ数々を見せてもらいつつ、カメラやレンズのお話をすると言う対談動画。

プロカメラマン岡本浩孝氏とは

岡本浩孝氏はソニーの「αアンバサダー」で、ソニーストアでトークショーを行ったりしているプロカメラマンとのこと。

個人的にプロカメラマンと言う職業に全く興味がないので、この記事書きつつ、今パッと思いついて名前を挙げられるのは「アラーキー」とか「加納典明」とか、「鉄道の中井」さんとかくらいしか知らないので、どのくらい有名なプロカメラマンなのかは不明。

ただ、名前をググっても殆ど情報が出てこないって今時珍しいかも。ツイッターやFacebookのようなSNSも岡本氏は開設していないようです。

もっともSNSで口が過ぎて、逆効果になる方も多々いるんで、「俺は向いてねーなー」と思う人はSNSとかやらん方が良いでしょうけどね。

なお、動画内に登場するカメラやレンズの数々は全てソニーのEマウント用のカメラとレンズ。

プロだから仕事の道具として持っていて当然とはいえ、素晴らしいコレクションの数々で、これだけでも相当お金が掛かっているのが分かりますから、相当稼いでいらっしゃるのは間違いないようです。

水口謙二氏とは

プロフィールを読むと、釣り雑誌の編集長とかやっていらっしゃった方のようです。しかも水口氏自身も写真を撮り、ニコンのD5やα9を所有しているバリバリの上級者。

聞き上手でカメラの知識を持ち合わせているから質問も的確な水口氏に対して、岡本氏が口が上手い(良い意味で)ので二人の落ち着いた大人の会話が聞いていて心地が良く、50分くらいの長い動画なんだけど、最後まで観ることが出来ました。

ちょっと残念だったのがBGM。歌入りのBGMが度々流れてちょっと鬱陶しい。しかも何気に良いメロディで、洗脳されるように頭にこびりつくのもまた嫌でした(^_^;)

動画内で気になった話の抜粋

そんなわけで、現役のプロカメラマンが自前の大量のレンズコレクションを前にレンズの話を語る動画なんてそうそう聞く機会もありませんから、備忘録として、個人的に気になった話の一部を抜粋して載せておくことにします。

あとで読み返してレンズ購入の際に参考に出来るかも知れんし。

もっともアンバサダー(大使)ですから、ソニーのカメラやレンズの悪いところは言わないし、本当に全部凄いレンズばかりですから「凄い!」と言いたくなるのも当然なんだろうけど、絶賛ばかりしている点は多少割り引いて聞いておかないとなとは。

以下、緑枠が岡本プロの発言赤枠が水口氏の発言です。

SEL2470GMとソニーセンサーについて

  • ソニーには既にテスト機として1億画素のセンサーを積んでるカメラがある
  • 24-70mm F2.8 GMはズームレンズだが、中に24mm、35mm、58mm、70mmの単焦点レンズが入っているような写り。

SEL70200GMについて

  • SEL70200GMはテレコンを使用してもAFスピードが遅くならない。
  • SEL100400GMにテレコンを付けた場合より、SEL70200GMに付けた方が画質の劣化が少ない。
  • SEL100400GMよりも若干だけどSEL70200GMの方が絵が強い。
  • 偏光フィルターをレンズフードを外さないで簡単に操作できる枠が便利。

α9とα7R2の防塵防滴性能について

  • 個人的にα9がD5と比べて劣っていると感じた点はバッテリーの持ちとボディの発熱、防塵防滴性能くらい。
  • α9は海水をかぶったが大丈夫だった。
  • アフリカの細かい砂が入っていても動作は問題ない。
  • α7R2は結構水をかぶっているが、意外と大丈夫。
  • ただし、α7系はホットシュー部分に電子接点があるので、ホットシューカバーを外した状態で水をかぶるとアウトなので、ホットシューカバーは必ず付けておくように。

Batisについて

  • Batisはどれを買ってもめちゃくちゃ良い!
  • ツァイスレンズとソニーのレンズで全く同じ設定で撮り比べをすると色の出方が明らかに異なり、ツァイスの方が色のコントラストが高く、ソニーレンズは正直で素直。

SEL85F14GMとSEL85F18について

  • 85mmF1.4GMは他社の85mmレンズの性能をぶっちぎっていて、このレンズで撮った写真はすぐ分かる。
  • 85mmF1.8もなかなか素晴らしく「こんな安くて良いの?」のレベル。

α7R2、α7R3について

  • いろんなカメラを使ったが、α7R2を生涯で一番使っている。
  • 5軸手ぶれ補正のお陰で1/20で手ブレせず手持ちでいける。
  • α7R3は5.5段になっているので更に凄い。
  • α7R3は既に年内入手不可。

SEL1635GMについて

  • FE 16-35mm F2.8 GM の写りはやばい。えげつない。ぶっとい。

その他

  • ソニーの色作りは出しゃばらない。フラットでニュートラル。
  • 「色は撮り手が決めてくれ」と言うのがソニーの考え方。
  • ソニー純正のツァイスのレンズ保護フィルターが最高!

GMレンズに関しての貴重な情報

個人的に気になった話はこんな感じ。何しろ50分以上の長い動画なので、何度も見返してチェックし直したわけではありませんし、ニュアンス等の間違いがあったら申し訳ありません。

と言うよりもαシリーズのカメラをお使いの方や、他のメーカーから乗り換えを考えていらっしゃる方は是非動画の方をチェックしてみて下さい。

また、GMレンズに関しての貴重な情報は、マップカメラのサイトにソニーの鹿山千夏氏とのインタビュー形式で長めの記事があります。これも凄く貴重ですので必見です。

この中でもGMレンズの1億画素対応(ハッキリとは明言を避けているが)の話題が出ています。

本当に1億画素まで対応しているとするなら、GMレンズはむしろかなり割安なレンズなのかも。

ソニーはセンサー製造のメーカーとして、今後更にカメラの高画素化が進むと読んでいるようです。

そうなってくるとCanonやニコンはレンズ設計の見直しや作り直しを余儀なくされるでしょうが、GMレンズなら更に高画素化されても対応出来ちゃいますよってことなのでしょう。

水口氏の後日談

早速SEL70200GM(約26万円)とテレコンと純正のレンズ保護フィルター買ってた…。

行動力と資金力がハンパない人ですね。恐れ入りました。

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