(価格.comプロダクトアワード2016よりキャプチャー画像)
今年最もユーザーに支持された製品を決める価格.comプロダクトアワード2016で、カメラ部門大賞に富士フイルムのX-Pro2、カメラ周辺機器部門大賞にフジノンレンズのXF35mmF2 R WRが選出されました。
大賞2つを富士フイルムが受賞したため、カメラ関連の大賞を独占した形に。
目次
価格.comプロダクトアワードとは
ユーザーの方々に日々書き込んでいただいているレビューの評価をベースに「その年、ユーザーにもっとも支持された(満足度の高い)製品」を選出するという他に例を見ないユニークな集計方法を採用したアワードです。いわゆる「売れ筋ランキング」や「評論家(オーソリティ)によるアワード」と異なり、世の中の話題性による販売数に依存せず、価格に対する性能やユーザー満足度の高い製品が選出される傾向にあります。そのため、いわゆる「隠れた逸品」が選出されやすいといった特徴があります。
価格コムの説明にはこのように書かれていました。
X-Pro2は満足度ランキング2位で、52人のレビュアーの平均が4.92という非常に満足度が高い数値を叩き出したのがそのまま評価された格好でしょうか。
ちなみに1位はニコンのD810 24-120 VR レンズキットですが、満足度は5点満点なものの、レビュアー数が15人しかいないので、評価スコアが上がらなかったのかも。
カメラ部門その他の賞
ちなみにカメラ全体での大賞はX-Pro2になりますが、その他の賞は
デジタル一眼カメラ部門
- 金賞:FUJIFILM X-Pro2
- 銀賞:PENTAX K-1
- 銅賞:ニコン D500 ボディ
こんな感じで、確かに無難な選出かなと。ミラーレスが大賞を取っているものの、一眼レフが銀、銅を受賞しています。
デジタルカメラ部門
- 金賞:FUJIFILM X70
- 銀賞:ソニー サイバーショット DSC-RX10M3
- 銅賞:CANON PowerShot G7 X Mark II
なんとコンデジ部門でも金賞は富士フイルムが受賞していました。デジイチ、コンデジ両方で金賞って凄いですね。
ビデオカメラ部門
- 金賞:SONY FDR-AX55
- 銀賞:SONY HDR-CX675
- 銅賞:パナソニック HC-VX980M
ビデオカメラはソニーが流石の貫禄を見せつけました。ビデオカメラは昔からソニーが本当に強い!
カメラ周辺機器部門
レンズ
- 金賞:富士フイルム フジノンレンズ XF35mmF2 R WR
- 銀賞:CANON EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM
- 銅賞:ペンタックス HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR
個人的にはシグマが1本も入ってないのが残念。レンズ本数も出しているし、50-100mm F1.8 DC HSM、30mm F1.4 DC DN、85mm F1.4 DG HSM、12-24mm F4 DG HSMのような海外での評価も非常に高い素晴らしいレンズも出しているのに…。
今年は富士フイルムが圧勝!
この価格コム独自の「価格.comプロダクトアワード」においてはですが、今年はとにかく富士フイルムが圧倒的な強さを見せつけた模様。
ここまで金賞を独占したのは過去に例がない(少なくても近年は)気がします。
片手間にミラーレスを作ってる企業や、フルサイズ、APS-Cと短いスパンで次々とボディを出し続ける企業と異なり、APS-Cのみ1本に絞ってしっかりと地に足をつけた販売戦略を取り続けてきたことが実を結んだんでしょうかね。
いずれにしても、富士フイルム、FUJIFILMユーザーの皆様おめでとう御座いました!