参考
Lightroom Classic CCのバージョンリリースAdobe公式サイト
2018年4月4日にLightroomの大型バージョンアップが来て、バージョンがLightroom Classic CC v7.3となり、かなり色々と大きな変化がありました。
目次
バージョンアップの内容
- 新しい Adobe Raw および Adobe Creative プロファイル
- トーンカーブの拡大
- かすみの除去を基本パネルに移動
- 顔検出機能の向上
- Windows コンピューター上の接続されているデバイスからのグリッド読み込みを高速化
- 新しいカメラとレンズのサポート
追加や変更があった箇所はこんな感じ。
プリセットの増加
加えて「プリセット」もかなり増えていて、なかなか良い感じの効果がかかるプリセットがデフォルトで搭載されることに。
このプリセットも、バージョンアップ前は各プリセットの名前にカーソルを置くとナビゲーターに表示されるサムネイルだけにプレビューが適用される形でしたが、今回からは写真そのものにもプレビューがかかる形に変更されていて、実際の写真のサイズでプレビュー可能に。
ただし、これに関してはマシンが非力だと写真側のプレビューに時間が掛かってしまうから良し悪しは個々で差がありそう。
特に変更箇所が多い複雑な内容のプリセットはプレビュー表示までに時間が掛かりますね。
うちのiMac 5K Late2014(メモリ32GB)でα7RIIIの写真にプリセットを使う場合、写真側のプレビュー表示にかなり時間が掛かってしまってテンポが悪いため、個人的には必要なかったかなとは。
もっともそういう場合は従来通りナビゲーターの小さいプレビューのみで確認すれば良いので、特に不満というわけではありませんが。
プロファイルが大幅変更に
中でも最も大きく変更されたのがこの「プロファイル」で、大幅に変更されているため、最初かなり戸惑ってしまったほど。
こんな感じで適用前にずらりとプレビュー表示されるようになった他、
各メーカーのカメラ本体のプロファイル(スタンダードやビビッド等の色味)は「カメラマッチング」という項目が別途設けられ、ここに入るようになりました。
今までは一発でカメラのプロファイルを変更出来たのに、今後は少し階層が深くなってしまった点は賛否あるかも知れません。
カメラマッチングの日本語訳
で、今回の話題のこのカメラマッチングの日本語訳についてなのですが、
富士フイルムなんかだとちゃんとASTIAやPro Negとか表示されるし、Canonやニコンも問題ないんだけど、
何故かソニーだけ意味不明な誤訳がついてて酷すぎでした…。
- 消去
- 深い
- 明
さすがに「消去」って…。
ソニーのカメラを使っていない人には何のことだかサッパリでしょうが、ソニーでいうところの「クリエイティブスタイル」(スタンダードとかビビッドとかの色味)にソニー独自の表現が使われているため、これを誤訳しちゃっているようです。
- 消去 = クリア(Clear)
- 深い = ディープ(Deep)
- 明 = ライト(Light)
って感じ。
しかしナニコノGoogle翻訳使ったかのような誤訳は…。
海外の個人の小規模なソフトウェア会社じゃあるまいし。
Adobeの日本法人は1992年設立で約400名の社員がいるそうなのに、4日経っているのに未だに修正されていないって、誰も気付かんのかね?
「理解出来るから修正しなくても良いだろ」ってことなの?
プロファイルのレガシー等々
なお、このプロファイルには更に
- レガシー
- アーティスティック
- ビンテージ
- モダン
- 白黒
と項目が大幅に増えました。
各項目は、カメラマッチング同様に誰でも簡単に色味を一発で変更可能な数種類のプロファイルが入っていて、この設定をいじるだけでかなり様々な色味の変更が可能になっています。
ってな感じで、今回のアップデートかなり大規模なものになっていましたね。
Photoshopの方も来ていたけど、こっちはまだ確認していません。
とにかくソニーのカメラマッチングの誤訳が気になっちゃって…。
Macのアップデートも
そういや同日かな?Macの方もアップデート(10.13.4)が来て、やっとα7RIIIのサムネイルが写真表示されるようになりました。
参考
High Sierra 10.13.3 Not Displaying Sony A7R3 Thumbnailsアップル公式フォーラム
しかしアップル仕事遅いにも程が有るよねー。
α7RIIIって去年の11月末発売ですよ。
Adobeもアップルも世界を代表する企業だってのに、随分とお仕事テキトウなようで…。
4/27日のバージョンアップで修正
4/27日のバージョンアップでこの問題がやっと修正されました。
- 消去
- 深い
- 明
このたった3か所のおかしな日本語を訳を修正するだけなのに、1か月も掛かるってユーザー舐めてるとしか言いようがない…。
それとバージョン7.3.0以降、Lightroom Classic CCの一部機能(円形フィルターやスポット修正ツール等)が異常に動作重くなりましたね。
こんな重くなるなら、今回のバージョンアップ前に戻したいわ。
大した機能が追加されたわけじゃないし。