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使える!Intuos Photo無料バンドルソフトMacphunのIntensify CKを試した

使える!Intuos Photo無料バンドルソフトMacphunのIntensify Proを試した

WacomのペンタブレットIntuos Photoのバンドルソフトとして付属し、無料でダウンロードが可能なMacphunのIntensify CKを使ってみました。

なお、このソフトはペンタブレットを買わなくても、CKがつかないただの「Intensify」(どの程度の機能制限があるのかは不明)がApp Storeで僅か600円で購入することが可能

ちょっと使っただけで出来が良いソフトなのが分かるくらい優れものの画像編集ソフトだったので紹介してみます。

Intensify CKって?

簡単に効果をかけられて写真の見栄えを良くする画像編集ソフト。

大量に用意されているプリセットをクリックするだけで写真を好みの写真に激変させられる機能と、Lightroomのような露出補正等々のパラメーターをいじる事ができる機能の2つがセットになったソフトです。

ちなみに、今年の1月1日にDLしてまだ数日しか使っていないのですが、ダウンロードした段階では「Intensify Pro」って名前だったのに、昨日アップデートをチェックしてアップデートをしたら名前が「Intensify CK」になっていました(^_^;)

今年の1月1日か2日のアップデートでProからCKに名前変更があったみたい。

Aurora HDRの制作会社

ちょっと使ってすぐ「あれ?」と気付いたのですが、このIntensify CKってMac用の有名なHDRソフトのAurora HDRに調整のデザインがそっくりだなと思ったら、Aurora HDR(最近だとLuminarとか)を作っている会社のソフトなんですね。

先に無料体験版を使ってみていたAurora HDRは結局購入までには至らなかったけど、こちらのソフトも非常にクオリティが高いソフトでした。ただ1万円以上するのがちょっとね。

殆どのRAW形式に対応

Canon、ニコン、ソニー、パナソニックのRAWファイルが普通に読み込めましたので、各社のRAWファイルに対応しているのが確認できました。ただし、富士やペンタックスのRAWファイルは私はカメラを所有していないので分かりません。

念のためシグマのX3Fも試してみましたが、これも案の定対応していませんでした。

単体でもプラグインとしても

MacphunのIntensify CKはPhotoshopプラグインとしても使える

Intensify CKは単体ソフトとしても、Photoshopのプラグインとしても使用可能のようで、
私のPhotoshopはElementsの13ですが、プラグインとして使用可能でした。

ただ、Lightroom6はプラグインとして使用できず。私のLightroom6はCCではなく、買取のパッケージ版だからなのかも知れませんが。

Intensify CKの使用方法

プリセットのインターフェース

MacphunのIntensify CKのインターフェース

こんな感じでプリセットがズラリと並び、クリック1発で好みの写真に仕上げてくれる形。誰でも簡単に写真に効果をかける事が可能です。

なお、この写真からは写真の文字等が分かりやすくなるようにFlickrにアップしているので、クリックすると大きな写真で確認可能です。どのようなプリセットが用意されているのかご興味ある方は写真クリックで文字が読める大きな写真でご確認下さい。

調整のインターフェース

MacphunのIntensify CKのインターフェースその2

こちらは調整時のインターフェース。各カメラメーカーが用意している純正のRAW現像ソフトやLightroomを使って現像処理されている方々にはお馴染みのパラメーターが並んでいるので直ぐに使いこなせると思います。

上の「プリセット」で大まかに画像編集をし、その後にこっちの調整で更に追い込んでいくといった使い方も可能。

その他

グラーデーションツールやレイヤー&マスク、ドローイングの機能もありますが、これらはあくまでも簡易なので、Photoshopのような本格的なものは期待できなそう。

もっともプラグインとしてPhotoshopと簡単に連携できるから必要はないと思いますが。

実際に調整してみた

シャープネスを中心にいじる

MacphunのIntensify CK

全体的にぼんやりしてしまっている元写真(写真左)なので、プリセットから「きめ細かい画像」を選択し、調整の方でコントラストや彩度をちょっといじってみたのが右。

こんな感じで、Lightroom同様に効果をかける前後で並べて比較表示できたり、白とび、黒つぶれ部分をハイライト表示してくれたりの機能までちゃんと搭載しているのに驚きました。

HDR調の写真に

MacphunのIntensify CK

こちらもプリセットで用意されている「HDR鮮明」を利用し、暗すぎたので調整の方で露出をいじって明るくしただけ。

冴えない色合いだった左の元写真を「クリック1発+明るさ調整」だけのものの10秒でHDR調の写真に仕上げてくれました。

ちなみにプリセットの効果は0から100まで強さを選べるから、例えばこの写真だと、50の強さだけHDRのエフェクトをかけて…なんてことも可能です。

Intensify CKの残念な点

プリセットは1個のみで上書き不可

例えば上の海の灯台の写真だと、プリセットの「HDR鮮明」を使うと、空のノイズが気になったので、同じくプリセットに用意されている「ノイズ除去」を使おうと思ったら、「ノイズ除去」のプリセットが上書きされてしまい、「HDR鮮明」効果が消えてしまいました。

プリセットの効果はあくまでも1個だけしか使えず、2、3と上書きしてのプリセット効果は不可能なようです。

ノイズ除去機能が分かりにくい

Lightroomでいうところの「ノイズ軽減」のパラメーター調整ですが、このソフトではそれに当たるパラメーターが一見すると見つかりません。

そこでプリセットの「ノイズ除去」をかけて調整側でどのようにパラメーターが変更されるのか確認してみたら、

この「詳細」と言う部分のパラメーターをこんな形で動かす事でノイズが除去されるようになっている模様。こんなの分かるわけねー

日本語訳のミスなのかなんだか知りませんが、RAW現像でシャープネスとノイズの値は誰でも必ずいじる部分ですから、この残念仕様はさっさと修正して欲しい部分。

吃驚するほど素晴らしいソフト

同社のAurora HDRは非常にクオリティが高いソフトながら、1万円以上するため私は購入に至りませんでしたが、このソフトは同様にクオリティが非常に高いにも関わらず、無料もしくはたった600円とびっくりするくらいコスパに優れた素晴らしいソフトでした。

ワコムのペンタブレットIntuos Photoを購入すれば無料で使えるので、ペンタブ購入者には是非使って欲しいと思いますし、ペンタブレットを買わない方でもMacをお持ちなら600円でCKじゃないIntensifyの方ですが使えるので、一度試してみると良いかも知れません。

当然LightroomやPhotoshopのような高機能なソフトではないですが、機能が限られている分逆にとっつきやすいし、数多く用意されているプリセットのお陰でクリック1発で好みの写真に仕上げてくれるのがとても便利。

RAWファイルを読み込め、そのまま劣化なしで現像し、JPEGで吐き出すことも可能なので、「LightroomやPhotoshopまでは必要ない」という方や、FlickrやSNS用の現像ソフトとしても良いんじゃないかなという印象を持ちました。このソフトおすすめです!

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