発売日に届いたα6500ですが、なかなか外に持ち出す機会もなく、部屋で性能チェックをチマチマ行っています。
今回はソニーと言えば「センサー」、そして「高感度に強い!」と言うことでα6500の高感度はどの程度使えるのか気になったので撮影してチェックしてみました。
α6500のセンサーサイズはAPS-Cとは言え、そこは高感度に強い天下のソニーセンサーだし、それを自社のカメラに積んでチューニングした最新モデルですから悪いはずはないとは思いますが果たして…。
目次
α6500の高感度チェック
撮影にモデルとして使ったのは、先日入手した色鮮やかな「初音ミク~花色衣~」フィギュア。
撮影方法&条件
撮影方法は三脚に固定したα6500に単焦点レンズのSONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Zをつけて、絞り優先モード(Aモード)で絞りをF2.8に固定、ISO感度のみをどんどん上げていく形で撮影しています。
三脚固定なので、手ぶれ補正機能はオフにし、RAWで撮影したデータをLightroomで読み込み、レンズプロファイル補正だけチェックして後は全くいじらず、そのまま横幅2048pxにリサイズ、画質85でJEPG保存しています。
ピントはAFでフォーカスポイントを最小にして「左目と頰にかかる辺り」に合わせていますが、ちょっとピントが甘くなったかも。当然全ての写真で全く同じ条件で撮影しています。
以下の写真はFlickrにアップしていますので、クリックすると大きくなります。
α6500の高感度テストサンプル写真
α6500 ISO100
プロファイルはLightroomに読み込んだ時点で自動的にAdobe Standardになります。色も全く弄りませんので、凄く淡白で面白味のない写真になりますが、テストですのでご了承下さい。
α6500 ISO500
ここら辺は全く問題ないので、ISO500まで飛ばしました。
α6500 ISO1600
ここら辺からちょっとザラついてくる感じ。
α6500 ISO2500
α6500 ISO3200
α6500 ISO4000
顔にもノイズが目立ってきました。
α6500 ISO6400
全体的にかなりノイズが目立ってきます。傘の青い部分とか結構目立ちますね。ただ、拡大しないでこのブログのサイズくらいなら全然問題なさげ。
α6500 ISO8000
α6500 ISO10000
ここまでくるとさすがにノイジーですが、ディテールの消失はそれほど酷くなく、いわゆる塗り絵っぽくなっていないのは好印象。
α6500 ISO12800
α6500 ISO20000
さすがにこのブログのサイズでもノイズがはっきり目立つように。
α6500 ISO25600
α6500のISO感度はこのISO25600までが常用となります。
それにしても拡大しちゃうとあれですけど、ISO25600でも花飾りや着物の柄等はっきりとディテールが残っているのは素晴らしいと思いました。
常用できるか否かは人それぞれの考え方の相違になるけど、個人的にはSNS用の小さい写真とかなら全然いけそう。
α6500 ISO51200
α6500で使える最高ISO感度がこの拡張のISO51200になります。
α6500 ISO6400現像
最後にLightroomでノイズ処理、ソフトフォーカス気味にして、なるべくノイズを目立たないように現像してみたISO6400の写真。
α6500高感度テスト総括
高感度撮影時のノイズの出方は光源や被写体や背景色等々、様々な要因で変わってくるので、今回の部屋の中でのフィギュア撮影のテストは単なる一例に過ぎませんが、さすが高感度に強いソニーのカメラ!と言っても過言じゃない素晴らしい結果になったと個人的に感じました。
APS-Cセンサーでここまで高感度に強ければ十分すぎるんじゃないかと。特にノイズ多い少ないよりも高感度になっても被写体のディテールが潰れず、塗り絵っぽくならないのが非常に気に入りました。
もっともこれはRAWで撮影したからで、JPEGでNR(ノイズリダクション)をかけてノイズを少なくしようとすると塗り絵っぽくなるかとは思いますが。
私は高感度番長と呼ばれたα7Sも持っていますけど、2500万画素のAPS-Cカメラでここまでやられちゃうと…。
そんなわけで今回はα6500の高感度チェックでした。多少なりとも参考になれれば幸いですm(_ _)m