この写真は私がニコンのJ5で撮影した写真ですが、この1枚だけで164KBもあります。
実はSEOのためにもブログに掲載する写真(画像)は限りなく軽量な方が良いということを最近知りました。
画像が軽量だと、サイトを読み込むスピードが速くなり、その分表示が速くなって待たされる時間が短縮しますし、データ量が軽ければ通信費の節約にも繋がりますから、それだけ「ユーザービリティに優れる」と判断されるとのこと。
今まではLightroomの「画質85」を横640pxでリサイズして書き出した画像をそのままブログに置いていましたが、確かに閲覧者の通信費のことまで考えたブログ運営ってとても大事なことだよなと思うようになりました。
このブログもそこそこアクセスを頂けるようになりましたが、閲覧者のスマホとPCの割合は6:4くらいでスマホの方が常に(毎月のように)多かったりしています。
通信量無制限でスマホを使っている人たちばかりじゃありませんし、やはり表示速度の高速化と、データの軽量化は大事ですね。
目次
単に圧縮すりゃ良いものではない
とは言っても、単純に画像を圧縮してしまうと、解像感が大幅に損なわれてしまいます。
情報系のブログなどではそれでも良いでしょうが、写真系のブログだとそれだとみっともないしマズい。
じゃあどうすりゃ良いんだ?というわけで、今回ご紹介する「compressor.io」を使いましょうと。
compressor.ioとは
画像データを可能な限り劣化させず、見た目をそのままに画像のデータ量だけを圧縮してくれるWebサービスです。
サイトのトップページに表示されているカメレオンの写真は、
- オリジナル:700KB
- 圧縮後:250KB
となんと64%(450KB)もデータ量を圧縮したビフォーアフターの写真だそうです。
でも、iMac 5Kのモニターで写真のバーを左右に動かして見比べてみても、殆ど見分けがつきません。
これがcompressor.ioの実力なんだそう。
「そんな都合の良い話が…」と思いつつも実際に試してみました。
compressor.ioの使い方
まずはcompressor.ioに飛びます。
圧縮する方法は非常に簡単で、
TRY IT!
と書かれたボタンを押して表示される
矢印部分に圧縮したい画像(写真)をドラッグ&ドロップするだけ。
もしくは
SELECT FILE
と書かれたボタンを押して、自分のPCやMac上に置かれたファイルを選択してもOK。
そうすると自動で圧縮処理が開始するので、
このような画面が表示されたら終了です。
これは画面キャプチャーのJPEGファイルを試してみたので44%しか圧縮出来ませんでしたが、何度も試した結果、通常はほぼ70%は圧縮出来ることを確認しています。
あとは
DOWNLOAD YOUR FILE
と書かれたボタンを押せば自分のPCに圧縮後の軽くなった画像をダウンロードすることが可能です。
実際にcompressor.ioで圧縮してみた


compressor.ioのサイトのカメレオンの写真同様に、左が圧縮前のオリジナルで、右が圧縮後です。
圧縮前は164KBだったのが、圧縮するとなんと45KBに。
もちろんこのブログの写真サイズが640pxと小さいから見分けがつきにくいこともあるのでしょうが、それでも殆ど見分けがつかないと思います。


この縦の写真もニコン1 J5で撮影した写真で、圧縮前は455KBだったのが、圧縮するとなんとたった123KBに。
ここまで大きめサイズの写真になると、圧縮後はピンクの花の茎の部分に若干ノイズが現れているのが私のiMac 5Kで見ると確認出来ますが、それでも十分実用範囲内だとは。
って言うか、やっぱり縦長写真はファイルサイズが大きくなってしまいますね。
横長写真の3倍か…。
compressor.ioの弱点
高圧縮、高クオリティ、簡単と3拍子揃った素晴らしいサイトなのですが、唯一の弱点は
- 複数のファイルを同時に圧縮出来ない
という点。
写真系のブロガーだと1ページ辺りそれなりの数の画像を使うことも多く、複数まとめて処理して欲しいと思うわけですが、残念ながら1枚1枚圧縮していく必要性があるようでした。
この点だけちょっと残念ですね。
ただし、サイト上のaboutを見たら「一括アップロードが近日公開予定」と書かれていましたので期待は持てそう。
是非ブックマークを
この手の無料オンラインサービスは多々ありますが、使い勝手の面や、圧縮クオリティから考えてcompressor.ioはかなり優秀だと感じました。
Facebookの「いいね!」数も現段階で4688あり、世界中で愛用者も多く、セキュリティ面も特に問題なさげ。
そのセキュリティ面ですが、アップロードした画像データは
「6時間の限られた時間の私たちのサーバーに格納され、その後、永久に削除されます」
と書かれていますので、もちろん信頼すればの話にはなるものの、アップロードした画像が盗まれて盗用されると言った心配はなさそう。
ちなみに、作者は25歳のフランス人ウェブ開発者だそうです。
この手の便利なサービスを利用して、閲覧者に優しいブログ運営を心掛けたいものですね。