プロ御用達のカメラ用品専門店「銀一」で販売されているイエローワックスという商品を購入して使ってみました。
目次
撮影用イエローワックスって何?
物撮り用の便利(サポート)アイテムで、このワックスを小さくちぎって写真のように小物の下にくっつけ、角度をつけて置いたり固定したりする際に使うアイテム。
カメラマンの新藤修一氏のYouTubeチャンネルで紹介されていたのを観て知りました。
イエローワックスの購入方法
このイエローワックスは、日本国内では銀一しか輸入していないようなので、ネットで購入する場合は、銀一のオンラインショップ直か、銀一と取引がある店からしか買えないみたい。
Amazonでは売られていなかったので、私はヨドバシで買いました。
ヤフーショッピングや楽天内だとコジマや楽天ビックから普通に買えますが、送料が必要となるため、ヨドバシが最安かと。
撮影用イエローワックスの使い方
上記しちゃいましたが、このイエローワックスを米粒大くらいの大きさにちぎり、それを被写体の小物の底面に貼り付けて角度をつけたりして固定するだけ。
ワックス自体はちょうど「お餅」をちょっと柔らかくしたような硬さで、割と容易に手でちぎることが可能。
粘着性はそこそこありながらも、ベタつきはそんなにないので使いやすく、小物にピッタリとくっつきます。
試しに近くにあったキヤノンの一眼レフ用のワイヤレスリモコンを角度をつけて立たせてみましたが、この通りで簡単に不自然な角度で立たせることが出来ました。
次に中身が7割程度入っているそこそこ重量のあるサプリを試してみましたが、こちらも楽勝で不自然な角度をつけて立たせることが可能。
それじゃあと使っていなくて文鎮化しているApple TVを立たせてみたらこれもOK。
と、意外なほど様々なアイテムを立たせることが可能なことが判明。
無理とは分かっていましたが、ひょっとすると?と思ってキヤノンの60D(レンズはEF-S60mmマクロ)も2箇所にイエローワックスをつけて立たせてみようと試みましたが、やはり無理でした(苦笑)
重量があるものや、イエローワックスを取り付ける厚み(幅)がないものは厳しいみたい。
Apple TVは重量はあるものの、もともと自立可能なくらいに取り付ける厚みがあるから立たせることが出来ました。
撮影用イエローワックスの利点
- 長持ち
- そこそこ重くても固定可能
- 安い
- 面白い
本当に小さな米粒大の使用で小物を立たせることが可能ですし、物撮りで重宝すること間違いなし。
また、それなりに重量があっても意外なほど立たせたり角度をつけたりが可能でした。
重量がある場合は、ワックスを多めに取ったり、2箇所以上につけたりすれば粘着力もアップして固定しやすくなります。
それと、送料がかからないヨドバシ購入なら、ポイント還元分も含めると500円程度で買えるので非常に安価で入手可能です。
あとは工夫次第で面白い写真が撮影できるのではないかと。
例えば立たせにくい「ねんどろいど」の撮影の際に、足につければ固定する台座なしでも立たせることが出来るかも。
ちょっと私物のねんどろいどを汚したくないから試しませんでしたが(^_^;)
撮影用イエローワックスの欠点
- 跡がつきやすい
- ワックスが映り込むことがある
- 必要性
跡がつきやすいのは
こんな感じで、撮影終了後にイエローワックスを小物から取り除いた際にワックスが残りやすいことがありました。
Apple TVは黒だから尚更分かりやすいのでしょうが。
ちなみに指紋のようなのもあえてつけたままの写真をアップしましたが、この指紋も前の撮影でサプリからイエローワックスを除去した際に手についてしまったのが付着してしまった格好。
小物以外でも小物を置くテーブル等にもワックスが付着しやすかったです。
ウエットティッシュなんかで拭いてやれば比較的簡単にワックスは取れましたけど、汚したくない&汚せない小物やテーブルなんかでは使えないというか使いたくないかも。
また、イエローワックスと名前はついているものの、ワックス自体はクリーム色っぽいので、小物のサイズや色、置く場所によってはこんな感じで撮影結果にワックスが映り込んでしまうことがあるので注意は必要かと。
それと、確かに便利ですし、アイデア次第で面白い写真が撮れたりもしますけど、そもそもの必要性は?と聞かれると要らない人には要らないのかなとも。
まぁでも工夫次第で物撮りの際の便利アイテムになってくれることは確かだと思います。
撮影用ワックスは3種類あり
ちなみにワックスは以下の3種類が用意されていて、
- イエローワックス
- ブルースティック
- ホワイトワックス
ちょっと重い物で、しっかり固定したい時はイエローワックス
https://www.ginichi.co.jp/information/topics/10614/
ワックスをくっつけたい箇所にあまり跡を残したくない時はブルースティック
バランスよく強度も扱い易さも欲しい時はホワイトワックス
こんな感じで使い分けするとベストなんだとか。
銀一のオンラインショップのみのようですが、このような3種類セットになったお試しセットも販売されていました。
まとめ
なかなか面白い物撮り撮影用の便利アイテムだと思って買ってみましたが、予想以上に粘着力も強くて使えるアイテムでした。
あとはセンスと工夫次第。
ただ汚れやすい点には注意は必要かも。
それにしても物撮りは本当に奥が深いですね。
このような便利アイテムも沢山あるみたいだし、背景、ライティング、現像方法、合成等々、挙げたら切りがないほど。
このご時世、なかなか外出できないから、自宅で物撮り撮影するのにマクロレンズが予想以上に売れているとのこと。
っていうか、ニコンだけマクロレンズを「マイクロレンズ」と呼ぶのね。
そういや私が使っていたニコン1のJ5もどう考えてもただのミラーレスカメラなのに「レンズ交換式アドバンストカメラ」という意味不明な名称を使っていたっけ・・・。