シグマのマクロレンズ「105mm F2.8 DG DN MACRO」を使ってみました。
スチル時の描写性能はピカイチで本当に素晴らしいのですが、動画撮影時にちょっと困ることが・・・。
目次
105mm F2.8 DG DN MACROの動画撮影時のAF駆動音
「故障してるのかな?」と思ってしまうほどにガリガリと大きめなAF駆動音が絶えず鳴りっぱなしになります。
私物ではなく、GooPassでお借りしたレンズなので、故障していた場合は私が故障させたわけじゃないと証明するためにも迅速に連絡する必要性があるので、とりあえずシグマのサポートに問い合わせてみたのですが「仕様です」とのこと。
対応してくれたシグマの方が「ああ、それね」みたいな感じで即返答してくれたので、この件はそれなりにサポートに問い合わせが来ているっぽい印象。
音はちょっと大きいので、動画撮影時は音声別撮りだったり、MFオンリー等で対応するしかなさげ。
ここまで音が鳴るのは事前情報として知らなかったので、ちょっと残念な結果に。
105mm F2.8 DG DN MACROの動画撮影時のAF速度
マクロレンズが好きなので、多々使ってきているし、
同じシグマの「70mm F2.8 DG MACRO」も買って使っていたので、マクロレンズのAF性能がどの程度のものなのかは理解しているつもり。
ですから、そもそも過度な期待はしていませんでした。
ただ、AF動作時に中の鏡筒が伸びる70mm F2.8 DG MACROと異なり、105mm F2.8 DG DN MACROは鏡筒が伸びないので、70mm F2.8 DG MACROよりはマシなのかな?と期待はしていただけに、こちらもちょっと残念な結果に。
スチル時はまだ全然許せるレベルですが、動画撮影時のAF速度(精度もかな)はかなり厳しめ。
ただし、私が使用したカメラは、
- α7RⅢ
- α6500
と、どちらも3年以上前のソニーのカメラなので、現行の機種で使用した場合はまた違った結果になるのかも知れません。
105mm F2.8 DG DN MACROのAF仕様
上記した通りで、70mm F2.8 DG MACROはAFが動作する際にこの写真のように中の鏡筒が飛び出して伸びる形。
繰り出し式のフローティングフォーカスとかいうそうで、画質最優先で設計した結果この方式を採用したのだとか。
一方の105mm F2.8 DG DN MACROですが、インナーフォーカスなので、このように中の鏡筒は飛び出ません。
まぁでもこうやって中を覗いてみると、70mm F2.8 DG MACROのように鏡筒は飛び出しはしないものの、中で動く仕様だから結局は大差ないんでしょう。
フォーカス駆動系にはパワフルなHSM(超音波モーター)を採用することで高精度かつ静粛なAFを達成。
https://www.sigma-global.com/jp/lenses/a020_105_28/
と一応記載はしてありますけども。
スチル(静止画)撮影時は特に問題なし
高速ではありませんが、スチル時は速度も精度も私自身は特に不満を感じないレベルでした。
- α7RⅢ
- α6500
- α7S
カメラはソニーのこの3機種でチェック済み。
参考動画
105mm F2.8 DG DN MACROの動画撮影時のAF駆動音やAFの速度の動画です。
記載している通りで、ISO1600まで上がっていたり、あえてコントラストが低めの背景にピントを合わせたりと意地悪はしています。
まぁでもこの音はやっぱり厳しいですね。
まとめ
ってなわけで、スチル時はともかく動画撮影に使用する場合は注意は必要です。
もちろんα9やα1のようなソニーのミラーレスカメラの中でもAF性能がずば抜けているカメラもあるので、これらで使用した場合はどうなるのか私は分かりませんのであしからず。
スチルに関しては本当にヤバいくらい解像感が高い写真が撮れるので、スチル目当てでしたら何の問題も不満も出ないと思いますけど。