アンカーV3の紐が切れる可能性があるので、V3ユーザーにニューバージョンのV4を無償で送ります
とのアナウンスがあったため、6月末に申し込んだPeak Design(ピークデザイン)のアンカーの最新バージョンV4(AL-4)が届きました。
だいぶ時間は経ちましたけど、それだけ処理が大変だったんでしょう。
なんせ今回不具合が見つかった「アンカーV3」だけで、世界中で100万個出荷済みだったそうですから。
ユーザー中どの程度が今回の無償対応に応募したのかは分かりませんが、ピークデザイン自体が小さい企業ですし、今回の無償送付対応は本当に大変だったろうなと。
目次
アンカーV4(AL-4)とその他比較
いずれも私の私物で、左から
アンカーV2、V3、V4
何が異なるかというと、
- 紐の太さ
- 丸いパーツのロゴ
が異なります。
丸いパーツ(正式名称は分からず)に関しては、サイズや色等は完全に一緒ながら、V2のみロゴの大きさと位置、ピラミッド状の三角形の盛り上がりがありません。
丸いパーツに関しては、V3とV4は完全に一致するようです。
紐の太さに関しては、今回不具合が発生してしまったV3のみが極端に細く、V2、V4はV4が若干細いかな?って印象があるだけでほぼ同じ太さなのかなと。
結局はV3は細くしてしまったがために強度が耐えられず不具合が発生してしまった形。
紐が太いと何故困る?
紐を細くすれば強度不足が当然考えられるのに、V3で何故紐を細くしたのかというと、V2、V4の太さだとカメラのストラップホール(丸型アイレット)に紐が通らないからです。
ストラップホールに三角環がついているカメラも多いのですが、ついてないカメラはそもそも紐が通らないし、三角環がついていると動画撮影時にカチャカチャ音が鳴ってしまい、カメラのマイクがその音を拾ってしまうため、動画撮影する人が増えている現在は外す人(私も)が増えているのが実情です。
紐が太いV1、V2でも無理無理入れれば入るんだけど、下手すりゃカメラ側にダメージ出るから普通は通さないでしょう。
そのためクレームというか報告がピークデザインに寄せられてV3で細くしたんだけど強度不足になってしまったという形。
当然細くするにあたってはテストを繰り返した上でクリア出来たと判断して発売したのでしょうが、結果的には「1万7千人に1人のお客様のアンカーに不具合が発生」してしまったそう。
ちなみに上の写真は三角環を外した状態の私のα6500で、V3の紐の細さだったら、こんな感じで容易に装着可能でした。
あ、アンカーの赤い部分が黒いのはマッキーで色染めてみたから。
この赤が派手に目立つから見た目ダサいので、黒に染めたんだけど、色がハゲてきてしまいました。
黒に染めるとかなり良い感じに見えるのでオススメ。
V4(AL-4)でまた紐が太く
で、どうやって対応するのかと思ったら、結局また紐が太くなって再販されるようです。
ただし、今回は「二重リング」が付属されますので、三角環が無いカメラや三角環を外したカメラでも、このリング装着でアンカーがつけられるようになりました。
三角環を外した状態の私のα6500にリング装着でアンカーリンクスをつけてみるとこんな感じ。
金属のストラップホールに金属のリングを装着するから、カチャカチャしてしまい、結果的に三角環をつけたままと変わらないじゃんって形に…。
時間が掛かっても何とかV3の紐の太さのままで作り変えられなかったのかなー。
それにしてもアンカーが品薄なようで、Amazonで信じられないぼったくり価格で販売されててビビりました。
しかも販売してる人間が日本人だというのも更にびっくり。
こういう火事場泥棒みたいなことして恥ずかしくないのかね?