sd Quattroで愛用中のシグマの24-105mm F4 DG OS HSMのファームウェアのアップデートがあり、今回のVer.1.01で、「SIGMA sd Quattroシリーズとの組み合わせおよび、SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11 SA-E使用時においてAF速度の向上」が図られますとの事。
目次
とにかく遅かった24-105mm F4
とにかくこいつのAF速度は遅かった。
sd Quattro使用時だと、同じズームで安物の17-70mmよりもかなり遅く、古い単焦点の85mm F1.4よりも遥かに遅い。
レンズ自体が重いから、特にテレ端だと被写体に合わせて構えていてもAFが遅いからプルプルしちゃうわけですよ。
被写体や照度にもよるけど、ピントが合うまでに「カカカカカカ」と2、3秒は当たり前で、低照度だと5秒以上掛かって挙句に合わないとかしょっちゅう。
それが速くなる(というかやっとまともになる)というので喜んだわけですが…。
USB DOCKを買えと
「アップデートにはVer.1.02以降のSIGMA USB DOCK(シグマ用)が必要となります」だそう…。
仕方がないんで買いましたよSIGMA USB DOCK シグマ用を3,829円出して。
このアップデートの影響なのかは知りませんが、Canon用なんか既に売り切れになっていて、入荷未定になってました。
つーか、こんなにポンコツレベルでAFが遅いレンズを9万円近くで買わされた挙句に、「4,000円出せばアップデータで速くしてやるよ」って何だか釈然としません。
そもそも曲がりなりにもArtレンズのはずなのに。
本来ならUSB DOCKとか買わせないで、他のカメラメーカー同様にカメラにつけた状態でファームウェアのアップデートさせるべきなんですよ。USB DOCK買ったところで他に使い道ないわけだし。
このDOCK買えば「ピントを自分で調節できる」とか言うんだけど、調整方法が面倒臭いから、余程こだわりとかある人以外やらないでしょ。万一ピントの精度が酷かったらシグマに送って調整してもらえば良いだけだし。
こんな面倒臭い調整方法なのに実際やってみる人がどれだけいるんだか…。実際動画内でも「面倒な作業」とか言っちゃってるし。
またsd Quattroのゴミ
しかも、この間センサークリーニングしたばかりのsd Quattroにまたゴミが出現(Flickerにアップしているのでクリックで大きくなります)。
センサークリーニングからまだ100枚くらいしか撮影していないにも関わらずです。
分からない人がいるとあれなんで書いておきますが、このゴミはレンズ交換時に入り込むゴミじゃなくてメカダストなんで、シャッター切るだけで勝手に付着するゴミです。
もうほんとシグマって企業が嫌になっちゃいますよ。
これだって専用現像ソフトのSigma Photo Pro(SPP)にゴミ除去機能でもついてりゃ、まだこの数ならそれで除去して終わりに出来るのに、未だに「ごみ取り」も「リサイズ」も「トリミング」も「水平修正」とかそこら辺の基本中の基本の機能すらSPPには無いし。
どうやってゴミ消すかって言ったら、いちいちSPPで読み込んだ後に馬鹿でかいTIFF形式で吐き出して、それをLightroomで読み込んでゴミを消すわけです。
sd QuattroのDNG保存まだ?
sd Quattroの方もsd Quattro H同様にDNG形式で保存出来るようにアップデータで対応するとか言ってたのに、それだって未だに対応していません。
DNGで保存出来れば、そのままLightroomに持って行ってゴミ消せるんですけどね。
シグマはまともに付き合える企業なのか?
素晴らしいレンズを作っている企業で、現時点でフォビオンセンサー搭載のカメラを作れる唯一の企業、社長はナイスミドルで、サポート体制はユーザーフレンドリーで親切丁寧。
と非の打ち所がない素晴らしい企業である反面、上記した通りで、シャッター切るだけで次々ゴミ(メカダスト)が出てくるカメラを作ったり、まともに使えるレベルに達していないSPPを放置し続け、MC-11は未だにα6500に未対応と私が所有している商品はことごとく裏切られ続けています。
正直このままシグマとお付き合いし続ける事が出来るのか不安になってきちゃいました。
センサークリーニングだって1年間は送料含めて無料だけど、1年過ぎたらどうなるんだか…。メカダストだからある程度シャッター切り続けてからクリーニングしてもらえばそのうち無くなるはずとか勝手に考えていたけど、今回また直ぐに出たって事は、未だに出切って無いって事だし…。
無料だからっていちいち梱包して送る手間だってあるわけで。ほんと憂鬱だわ。