愛機のオリンパス「OM-D E-M5 Mark II」のホットシューカバーが壊れてしまいました。
純正のコンパクトなストロボを試す(結局使ってない)際に外しただけだから、トータルで4、5回くらいしか外したことないんだけど・・・。
今回壊れたことでマジマジと見てみましたが、そもそもこのE-M5 Mark IIのホットシューカバー(型番はSC-1)は両側が爪のようになっていて、他社のカバーと比較するとビックリするくらい脆い作り。
仕方がないから純正品を購入しようと思ったところ、Amazonでもヨドバシでも売ってない。
購入可能なのは、ゼネラルカメラサービスというOMデジタルソリューションズ製品の部品を購入可能な直販サイトだけのようなのですが、価格が440円に対して、送料が1,100円必要とのことで断念。
そういやニコンの一眼レフ用のホットシューカバーが大きくて防塵防滴にも優れていてるので、ソニーのカメラにつけている人もいるくらい人気だと思い出したので、これをつけてみようと思って買ってみることに。
目次
NikonアクセサリーシューカバーBS-3
AmazonでAmazon販売・発送の純正品が送料込みでたったの514円。
ニコンのロゴ入りのビニール袋に入れられていてなかなか良い感じ。
やっぱこのロゴ見るとカメラ好きとしてはテンションが上がります。
ちなみに今後のニコン製品では更に少なくなるであろう「Made in Japan」の文字が。
BS-3の第一印象としてはやはり「大きいな」と。
ソニーのホットシューカーバーと比較するとこのくらいサイズが異なります。
上面がゴム製で、裏面にプラスチックのカバーがついている形で、他社製の一般的なホットシューカバーの上にゴム製のカバーが付属しているといった印象でしょうか。
なるほどこれなら防塵防滴性能も高まりそうな予感。
裏返すとちゃんと「Nikon BS-3」の文字の刻印まで。
BS-3の対応製品
こちらのアクセサリーシューカバーは本来はミラーレスカメラのZ用ではなく、ニコンの一眼レフ用の製品で、対応製品は
D5・D500
D6、D5、D850、D780、D500
とそれぞれ記載されていました。
本家のニコンダイレクト公式サイト上だと、対応機種は僅か2機種しか記載がありませんけど、D6でも使えるわけだから単に更新されていないだけなのかも。
基本的にホットシューの形状や大きさはどのメーカーも大差ないため、今回私は他社メーカーのカメラ用として購入していますが、本来は当然ニコンの一眼レフカメラ用の製品なので、その点はあらかじめご理解下さい。
BS-3をOM-D E-M5 Mark IIにつけてみた
とりあえずホットシューカバーが壊れてしまったOM-D E-M5 Mark IIにつけてみるとこんな感じ。
結構ぴったりハマるので、自重で抜けたりとかまずありません。
ちょっと力を入れて抜かないと抜けないので非常におさまりが良い。
また完全に奥までは入らないものの、ある程度奥までしっかり刺さるので、防塵防滴性能目的としても良いのかも。
それと見た目の存在感が半端なくてカッコいい!!これが一番かな。
もっともオリンパスのミラーレスカメラの防塵防滴性能は自分で長年使ってみてガチなのを実感しているからOM-Dには不必要といえば不必要なのかも知れませんが。
BS-3を60Dにつけてみた
次に一眼レフ用の製品とのことですから、同じ一眼レフのキヤノンの60Dにつけてみました。
さすがにこれはバッチリですね。
しかも完全に奥まで刺さるため、お尻のベロ?の部分が蓋をする形でちゃんと役割をはたしてしっかりとガードしているのが分かります。
大きすぎて前面がちょっと飛び出しすぎなのは気になるものの、やっぱりこれを見ると当たり前ですけど一眼レフ用の製品なんだなと実感。
ちなみに60Dは購入時からホットシューカバーはついていませんでした。
っていうか、キヤノンは高額機種は使ったことないから分かりませんが、基本ホットシューカバー付属していませんね。
このホットシューカバーを装着したところ、内蔵ストロボが何故か使えなくなるようです。使いたい人は使用時に取り外して下さい。
BS-3を初代α7Sにつけてみた
ソニー機が他社製品よりも防塵防滴性能に劣る最大の理由がこのホットシュー部分に電気(電子)接点が設けられているためなので、ここを塞いで防塵防滴性能をアップさせたいというのがこのニコンのBS-3をわざわざソニー機に取り付ける(当然極々一部の人達だけです)最大の理由だそう。
まぁここに電気接点があるからこのようなマイクがケーブルレスで装着可能なので、メリット・デメリット混在しているわけですが。
ちなみにキヤノンのEOS R3なんかも「高機能なマルチアクセサリーシュー」とのうたい文句で同様に接点を設けていますが、ソニーと異なりちゃんとカバーを用意しているみたい。
こういうところはさすがキヤノンで抜かり無い・・・というかソニーは何故やらん?
で、初代α7Sにつけるとこんな感じ。
大きすぎるのは否めないものの、やっぱり見た目はカッコいい(個人的な感想としては)。
こちらも結構ピタっとハマるので、簡単には外れません。
横から見ると前後にこれだけ飛び出してしまっているため、防塵防滴性能アップとして考えるとどうなのか微妙です。
もっともソニー機を雨ざらしにする人はまずいないですから、ちょっとした小雨程度ならこれで十分防げるのかも。
BS-3をα7RⅢにつけてみた
こちらもα7S同様な印象。
最新のα7Ⅳもサイズ的にこのα7RⅢと大差ないから恐らくこんな感じでしょう。
まぁでもカッコいいからこれはこれでOKかな。個人的には。
BS-3をα6500につけてみた
ファインダーが邪魔してつけるのがちょっと大変でしたが、ソニー機の中ではこのカメラが一番しっくりハマりました。
お尻の部分はちょっと隙間が空きましたが、ボディとの密着感が一番良かったし、隙間は一番出来ませんでした。
私は使いませんが、カメラに用意されているポップアップフラッシュにも干渉しないし、このボディとの相性が一番良かったかも。
手持ちのホットシューカバー
余談になりますが、手持ちのホットシューカバーを集めてみたらこんな感じになりました。
EM5のはアロンアルファでくっつけてます。
一番金かかっていそうだったのが、金属パーツを使っているパナソニックのFZ1000の物。
アクセサリーシュー?ホットシュー?
更に余談ですが、ニコンではこの製品を「アクセサリーシューカバー」と名付けていますが、アクセサリーシューとホットシューの違いは、共にフラッシュやファインダーを機械的に取り付ける部位を指すものの、電気的な接点が追加されたものをホットシューと呼ぶそう。
尼康って何?
もう一つ気になった点として、この製品のパッケージ裏には「制造商:株式会社尼康」との記載があり、「製造」の文字が異なっていて胡散臭さを感じましたが、グーグル翻訳で調べてみたところ「尼康」というのは中国語で「ニコン」のことだそう。
だからニコンの中国工場で作られた製品ということになるようです。
でも「Made in Japan」とも書いてあるんですけども・・・。
まとめ
とりあえず手元に届いたBS-3が予想以上にカッコよかったのが全てでした。
防塵防滴性能の向上とかどうでもいいから手持ちのカメラ全部にこれつけたい気分。
ラバー製だからホコリを拾いやすいのは難点ですけど、インパクトがあるし、デザインも好みでした。
そもそもニコン純正品で日本製なのに値段も514円は安いですね。
ニコンの一眼レフは新製品の開発が中止されるだけなんでしょうが、この手の一眼レフ用のアクセサリー類が作られなくなる日もそう遠くないと思うので、必要な人はなくなる前に今のうちにある程度買いだめしておくと良いのかも。