デジタル一眼カメラ、レンズ、コンパクトデジタルカメラ修理料金変更のご案内
というユーザーからすると「とんでもねー!」案内がオリンパスの公式サイトにアップされていたようでした。
本日2019年10月24日より値上げされた修理料金が適用になるとのこと。
っていうか、オリンパスは製品登録すると定期的に案内メールが入ってくるのですが、こんな大事な話なのにメールで案内が入っていなかった気がするのだが・・・。
ちなみに私は「デジカメ Watch」の記事で修理費用が切り替わった本日24日にこの話を知りました。
目次
オリンパス製品の修理費用概算
オリンパスはご丁寧に故障内容に応じての修理費用の概算料金表を公式サイト上にアップしてくれていますが、これによると修理費用の概算は大体こんな感じみたい。
ただし、もうこの金額は切り替わった後なので、従来の修理費用がいくらだったのかは今は知る由もありません。
また、
- E-M1X
- E-M1 Mark II
- E-M5 Mark III
等の高額カメラの概算料金が一切書かれていない(E-M5 Mark IIIはまだ予約段階だからでしょうが)のも×。
当然高額なカメラになればなるほど修理費用は高くなるのが常なので、これらのカメラユーザーは非常に気になる点かも。
ちょっとオリンパスが掲載したくないと感じるほど値上げしてたりして・・・。
ちなみに私が所有しているオリンパスのミラーレスカメラはOM-D E-M5 Mark IIなのですが、何故か古い機種のE-M5よりも安価なのが不思議です。
それでも高い場合は30,000円(税抜き)だからなぁー。
どのくらい値上がりしたのか?
オリンパスは新製品2機種の発表と同時に(こっそりと)カメラやレンズの修理料金値上げの案内をしました。今月24日から新料金が適用されるそうです。
「値上げ幅は、内容によって異なりますが全体として約6~60%ぐらいになりそうです…」と広報担当者は申し訳そうに答えてくれました。 pic.twitter.com/u556YlF55X
— 田中希美男 (@thisistanaka) October 17, 2019
プロカメラマンの田中希美男さんのツイートから。
なんと恐ろしいことに60%も修理費用が値上げされる製品があるのだとか。
60%と言うのはもしかすると上に記載した料金表に一切掲載していない高額機種(E-M1Xとか)なのかも?
っていうか6割も値上げしなけりゃいけないって、今までどんな計算して見積もり出してたの?って話。
オリンパス E-M5の概算修理料金を確認すると、先月は¥16,000~でしたが、現在は¥20,000~に改定されています。
Nikonみたいに、事前に値上げ予告してもらえれば、早めの修理依頼をかけれたのですが。。。#OLYMPUS#ファインダー越しの私の世界#猫写真 pic.twitter.com/Yn4RCIIdJ9
— ねこ&パシャ ~猫の写真機屋さん~ (@Leica_T_Catcafe) October 24, 2019
こちらの「ねこ&パシャ~猫の写真機屋さん~」のツイートによると、
「今まで16,000円だったのが20,000円に改定されています」とのこと。
こちらは率にすると25%の値上げってことになりますかね。
いずれにしてもいきなり4,000円の値上げはデカすぎで「客バカにすんな!」って言いたくなるレベル。
壊れたらオブジェかな
それにしても何でこの消費税が上がったタイミングで便乗値上げみたいなことするのかな?
しかも何故値上げしなければいけないのかの理由も一切明かされていないし。
仮に「原材料価格の高騰」があったとしても、値上げ幅が酷すぎてドン引きだわ。
OM-D E-M5 Mark III発売間近にあえてOM-D E-M5 Mark IIを買った理由とレビューを
私はOM-D E-M5 Mark IIに12-40mm F2.8 PROがセットになったレンズキットを新品で約9万円(ポイント還元分も含めて)で購入しているので、カメラ単体だと大体5万円弱くらいで買った計算になるから、万一の故障の場合に修理で3万円かかると言われたら修理はしないでそのまま終了になるかなとは。
ただ最低料金の16,000円(税抜き)って言われたら修理するか悩みそう。
カメラ自体は12-40mm F2.8 PROの性能もあってかなり気に入っているので。
せっかく防塵防滴性能に優れると言われているオリンパスのOM-Dを入手したので、あえて雨の日に持ち出して水濡れテストなんかも繰り返しているのですが、今後はちょっと控えたくなりました。
もちろん水濡れテストとは言っても、ちゃんと傘をさしていてボディにちょっと水滴がかかる程度の水濡れで済ませているし、濡れたらすぐに拭いてますけども。
OM-D E-M5 Mark IIはボディの質感が非常に素晴らしいカメラなので、万一壊れて修理しない場合でもゴミとして捨てずにオブジェとして飾っておこうとは思いますけどね。
それにしても、iPhone11 Proのカメラ性能が「非常に素晴らしい!」と各所で絶賛されている最中、豆粒とさえ揶揄されるマイクロフォーサーズセンサー1本で戦い続けるオリンパスがこんなことやっちゃダメだと思うわ。
「防塵防滴性能に優れた堅牢ボディ」を売りにするなら、逆に修理費なんかくれてやるくらいの気概じゃないと。
何か強烈な売りが無いとこの先スマホに駆逐される運命になるかも知れないし、そうなったらメーカーで言ったら真っ先にオリンパスが危ないと思うのですが・・・。
PROレンズも値上げに
2020年2/1日からPROレンズのみ値上げになるそう。
キットレンズで私が入手したPROレンズ最安の「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」で12,925円の値上げ。
最も高額な「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」だと55,000円も高くなる計算に。
もちろん定価と販売価格は異なるから、実売でどの程度の値上げになるのかは実際に販売されてみないと分かりませんけども。
値上げの理由としては「企業努力だけでは昨今の原材料コストの上昇を吸収しきれない」という企業が製品値上げの口実(実際その通りなのでしょうが)とする理由を挙げています。
APS-Cセンサーを積んだミラーレスカメラが小型軽量化している今、あえてマイクロフォーサーズのカメラを選びたくなる理由が見当たらないというのがね。
「オリンパスがカメラ部門を手放すのでは?」なんて噂が流れてオリンパス側が否定するなんて話が話題になりましたが、今後本当に起こり得る話なのかなとは。
私はE-M5 Mark IIが気に入ったのでこのカメラは手放すつもりはありませんが、レンズを次々に買い揃えていこうとは考えていません。