ニコンやキヤノンの参戦に加えて、まさかの「パナソニックお前もか!」と驚かされた私には無意味にしか思えなかった「フルサイズミラーレスカメラ祭り」が印象的だった2018年のカメラ事情でしたが、それを嘲笑うかのように今年のベストカメラで富士フイルムのAPS-Cセンサー搭載の富士フイルムX-T3を推す声があったのでご紹介。
目次
2018年ベストカメラはX-T3
Tony & Chelsea Northrup
お馴染み「Tony & Chelsea Northrup」が選ぶ今年のベストカメラ(「our favorite camera of the year」ってことで話してはいますが)は富士フイルムのX-T3とのこと。
YouTubeチャンネル登録者数117万人とカメラ系YouTuberの中でもトップレベルで人気が高く、尚且つ様々なメーカーのカメラやレンズを先入観なく平等に評価しているこの夫婦が選ぶからこそ価値がありそうな気がします。
しかも競合製品は
- GH5S
- K-1 MK2
- α7III
- X-H1
- Z7
- Z6
- EOS R
と、そうそうたる顔ぶれの中から選んでいるわけですし。
DPReview
お馴染みDPReviewの「2018 DPReview Awards」から。
こちらはα7IIIと共にX-T3が最高の栄誉の「Product of the year」に選出されています。
同じくDPReviewが選ぶ「Best and Worst of 2018」。
こちらでは「Best Camera 2018」にX-T3を1位で選出していました。
2位がソニーのα7IIIで、3位がニコンのZ6。
ちなみに私が購入した富士フイルムのXF10は、3位は3位でもワースト部門の3位に選ばれていました…。
まぁユーザーとして異論はないけど。
って感じで、「Tony & Chelsea Northrup」と「DPReview」が共にX-T3を2018年のベストカメラに選出しているのですから、海外勢が選ぶ今年のベストカメラはX-T3と断言しちゃってもOKでしょう。
いずれのYouTube動画も高評価の方が圧倒的に多く、特に異論は噴出していないもようだし。
私自身は今年はベストカメラに選出されるようなカメラを買っていませんが、もし今年出たカメラの中でどれか一台使わせてもらえるとするなら、私自身もX-T3を選ぶかなとは。
Matt Granger
追記でこっちも。
62万人のチャンネル登録数を誇るMatt氏も
ベストカメラとしてα7IIIとX-T3の2台を選出しつつ、X-T3を最高の1台に選んでいます。
もはや色だけじゃない!
富士フイルムのカメラと言えば「フジの色」や、物理ダイヤルによる使いやすさなんかが最大の特徴になるわけですけど、X-T3はそれに加えて、4K/60P撮影可能な動画性能や、精度が飛躍的に向上した瞳AFを加えたAFシステム、タッチ操作やブラックアウトフリー高速連写のスポーツファインダーモード等の使いやすさも含めた全体的な操作性のブラッシュアップで非常にクオリティの高いカメラに仕上がったようですね。
APS-Cセンサー搭載のカメラなので本体もレンズも値段が抑えめだし、そのレンズもとりあえず安くて描写性能が非常に高い「XF35mmF2 R WR」とか買っちゃえばそれだけで十分遊べちゃうしで良いことだらけ。
X-T20を実際に買って使ってみた印象では、描写力も高感度性能もダイナミックレンジの広さもフルサイズミラーレスと比較してもそれほど劣っていませんし、無駄にってことはないけど、フルサイズゆえにカメラもレンズも大きくて重くて高額になるαやZやRなんか買うくらいなら個人的にもX-T3をオススメしたいかなと思います。


って言うか、α6500とレンズ一式処分してAPS-Cはフジにしてみようかな?とも。
ただ、X-T20とXF10を買ってみた限りでは、富士フイルムのカメラに対する印象はすこぶる良くないん(特にAF周り)だよなー。
X-T3は別物だとは思うけど、実際自腹で買うとなると躊躇しちゃう自分がいます…。